カテゴリ:仕事(飲食業)( 4 )

あるシェフのちょっといい話

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 夏休みの関西旅行、北野を散策しているときに思い出した、あるシェフのちょっといい話。

 神戸在住時代、北野のフレンチレストランで、ウェディングスタッフのアルバイトをしていた。ウェディングがあるときだけの不定期なアルバイトだったが、ほぼ毎週土日と祝日には出勤していた。

 結婚式、披露宴という、華やかで、新郎新婦やその家族、友人、誰もが幸せそうにニコニコと笑っている中で働くのは、本当に気持ちがよかった。

 朝、出勤して、静寂の中、眩しいくらいに太陽の光が白く射し込むレストランのフロアで、一つ一つ磨き上げられたカトラリーやお皿をセッティングしていく時間は、なにもかもがキラキラと輝いて見える、大好きな時間だった。

 テラスで乾杯をするときは、結婚を新たな船出と見立てて、ソムリエがシャンパンをサーベライズ。本格的なフランス料理をコースでサーブ。そしてワインも、ソムリエが見立てたものを振舞う。そんなレストランウェディングをする店だった。

 そこである披露宴の最中に、赤ちゃんを連れたご婦人から、「この子も一緒に食事させたいので、これをチンしてもらうことはできますか?」と、レトルトカップの離乳食を差し出された。

 レンジはあったので、自分の判断で、「いいですよ」と受け取り、調理場に向かった。

 シェフに事情を説明して、レンジを借りようとしたら、カップ入りのレトルト離乳食で、そのままチンするだけでまったく問題は無く、自分は当然そうしようと思っていたのに、シェフは、せっかくだから、と、中身をココット皿に移して温め、ペーパーを敷いたソーサーにのせ、銀のスプーンまで添えて、まるで温かいアミューズかのように仕上げてくれたのだ。

 それを持っていったら、お母さんはいたく喜んでくれた。わたしもかなり感心、感動した。

 こういう、人を喜ばせるちょっとしたことが、自然とできるのって、すごい。サービスマンとして、人をもてなす心が染み付いているんだな、と思った。でも、同じように長年シェフをやっていたとしても、こういうことは、できる人とできない人がいるとも思う。

 うちのシェフ、すごいぜ。かっこいいぜ。と、ますます、そのレストランで働くことが嬉しく楽しくなった。そういう気分で働いていたら、きっともてなされるお客様もHAPPYだろう。

 その後、平日の仕事を変え、アルバイトを掛け持つことが難しくなったので、このレストランは半年ほどで辞めてしまった。辞めてから、一度くらいお客として食事に行きたいなと思っていたが、照れくさくて、けっきょく訪ねず仕舞い。

 シェフ、どうしてるかな?と思って、HP見てみたら、ご健在でなによりでした。いつか本当に食事に行きたいなぁ。

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by mimimarutaro | 2010-08-18 11:33 | 仕事(飲食業)

名をなのれ-その2

 これも前に書いたような書いてないような。最近ちょっぴりアルツとお友達♪ DS買わにゃあダメかしら(笑)。

 むかし、レストランで働いていたとき、「3名で~」と言いながら入ってきたお客さまがいた。あいにく窓側の席が埋まってしまっていたので、通路側の席に案内した。しばらくしてそのお客さま、店長をつかまえて・・・。

「予約入れたとき、窓側の席にしてくれるって約束だったんですけど」

って、おいっ!! 貴様、予約入れたんだったらまず名をなのらぬかぁ~!? (怒)

 まあ、その後すぐに予約席に移動してもらい、なにごともなかったのだが、ホント色んなお客さんがいるよなぁ~と。

 その一件があって、来店のお客さますべてに、まず予約の有無の確認が必要か。でもそれだと、予約がなくてはダメなの?という敷居の高さを感じさせてしまわないか(特にランチタイム)。どちらがよりお客さまにとってストレスがないか? としばらく悩んだ時期があった。でも結局、まあ臨機応変に♪ ということで、自分なりの決着をみたような。

 逆に予約もなしに、10名とかの大人数でやってきて、すぐに座れないことに怒るお客さまなんかもいたりして。そりゃうちは大箱のほうではあったけど、普通無理だからそれ・・・。せめて当日でもいいから、電話1本くれよぅ。ホント色んなお客さんがいたゎ。
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by mimimarutaro | 2006-04-21 13:33 | 仕事(飲食業)

わたしの職務経歴書 in KOBE

 引き続き神戸にふらりと越してきたお話。

 28歳のときちょっと色々あり、ここいらでちょっくら一人暮らしでもしてみるかと思い立った。最初は横浜あたりがいいかなと思っていたのだが、家族との仲は良好だったので、そんなに近くてはちょこちょこ実家に帰ってきてしまって、それではあまり一人暮らしをする意味がないだろうと。それに、家を出たのにたいして離れてもいない場所に住むなんて、なんとなく家賃分がもったいないようにも感じて。そこで、どこか知らない土地で、本当に一人で暮らしてみようと思ったのだ。

 で、どこがいいかなと考え、思いついたのが神戸だった。神戸には縁のある人もいて、前々から散々良いところだというのを聞かされていたし、実際に何度か旅行に来て、しっくりとくる感覚があったので、もうここしかないなと思ったのだ。関西は食べ物もみんな美味しいし。

 そして2002年7月にわたしは神戸に来た。世間では多摩川のタマちゃんやら、横浜でボラちゃんなんかが騒がれていた年だ。仕事はのんびり決めようと思い、ひさびさのなが~い夏休みを堪能した。無職のためあまりお金は使えない。美味しいレストランにも入らず、おしゃれなカフェでお茶をすることもなく、真夏にただひたすら神戸を歩き回っていた。でも、貧乏になることは最初から覚悟してきたし、そのときはただ街を歩くだけでも楽しくて仕方なかったのだ。

 家の周辺では、上は神戸大学までのぼって馬術部の馬を眺めたり、下は都賀川をくだって海まで歩いて、灘の酒造で日本酒の試飲をしたり。西のお隣王子動物園や、東のお隣、御影や岡本。三宮まで出て、北野や旧居留地、元町に南京町にメリケンパーク、ハーバーランド。どこを歩いてもわくわくした。さすがに初めてイノシシに遭遇したときはかなりびびったが。でも今でも残念なのは、そのときはまだデジカメを持っていなかったことだ。

 8月も終わりに近づいた頃、ようやく重い腰をあげて、神戸で初の就職活動をはじめた。が、まだフルタイムで働く気はなく、まずは登録制のデモンストレータのアルバイトで、前から1度やってみたかったワインの試飲販売を2日間だけした。2日で20本近くコルクを抜いた。ちょうどソムリエナイフを持ち始めた頃だったので、いい抜栓の練習になった。実はそれを少し狙っていたのだ。自前のナイフを持参して、派遣されたお店の店頭で試飲用のワインを開けていたら、そのお店のワインアドバイザーさんに、ラギオールなんかでそんな安物のワイン抜いちゃダメだよ、と言われて笑った。2日目の最後は試飲用に開けてあまったワインを、もてるだけ持って行っていいよと言われ、5本くらいもらってきて幸せだった。

 これで興味の方向は定まった。ワインをサーヴする仕事。人に喜んでもらえる仕事。人が喜んでいる姿が見られる仕事。で、できたら神戸の観光地で働きたい。と思って次に決めたアルバイトが、北野のフレンチレストランでのウェディングスタッフだった。ウェディングがあるときだけの不定期なアルバイトだったが、ほぼ毎週土日と祝日には出勤となった。実家の食堂の手伝いはたまにしていたとは言え、初の飲食業。やはり体はしんどいことが多かったが、新郎新婦やその家族、友人、誰もが幸せそうにニコニコと笑っている中で働くのは気持ちがよかった。朝、眩しいくらいに太陽の光が白く射し込むレストランのフロアで、一つ一つ磨き上げられたカトラリーやお皿をセッティングしていく時間は、なにもかもがキラキラと輝いて見える大好きな時間だった。テラスで乾杯をするときは、ソムリエがサーベライズ。それを合図に並べられたグラスにシャンパンを注いでいく。するとその泡は、太陽の光をうけて本当に黄金に輝いていた。

 この休日の仕事と並行して、平日はまた別のアルバイトもしていた。ある派遣会社の、調査員と銘打った実際には飛び込み営業のような仕事。毎日、ある決められたエリア内の企業や商店をしらみつぶしに歩いて回るというもの。10時~16時、昼休み1時間の実労5時間というゆる~い感じではあったが、仕事の中身はけっこうハード。歩くのはいいんだけど、飛び込みだから精神面が。でも、神戸市内のさまざまなエリアが見られるのが楽しい。いや、実はこの仕事を選んだのはそれが目的。仕事しながら土地勘を養えるから。この仕事のおかげでかなり電車の乗り方がわかってきた。そして同じ神戸市内でもエリアによってそれぞれ雰囲気や、空気が違うものなんだというのもわかって、良かったような、ちょっと複雑な気分のような。同じ灘区や、東灘区でも、南北によって随分と感じが違うから。というか、部落差別的なものを感じたから。

 とりあえず2002年中は、この2つの仕事をしていた。実は11月末頃にもう1つ、ホテルの配ぜん人紹介にも登録をしたのだが、その話と、2003年以降の職歴はまた今度。
 
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by mimimarutaro | 2005-11-30 23:12 | 仕事(飲食業)

ルミナス神戸IIと船上ウェディング

 神戸の(ベタな)名所シリーズ第一弾!(笑)
 ハーバーランドモザイクから眺めるメリケンパークオリエンタルホテルと、観光船ルミナス神戸II。

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 しかし、この写真はちょっと珍しい。いや本当は珍しくもないのか? 実のところよく知らないのだけれど、いつもは、ルミナス神戸IIはホテルの向こう側に頭から突っ込んでお尻だけ見せている、という図なので。出勤時のポートライナーから見えるのは大抵その格好だし。そして、写真にある側の突堤には、たまにサンフラワーや飛鳥などの客船が入っているのを見るくらいなので、わたしはこの写真の図はとても珍しく感じたのだが。

 そこで、タラップもそのままオリエンタルホテルの2,3階あたりに架かっているようだったので、船上ウェディングでもあったのかな?(実際は撮影日は平日なのでその可能性は低そう)と思って、ひとつ思い出した話が。

 前に少し配ぜん人をやっていたとき、わたしが契約していた会社はメリケンパークホテルや、ルミナスにも人を出していたので、秘かにルミナスに乗れることを期待していたのだ。だが、実際に派遣された子の話を聞くと、かなりキツイらしいのだ。船酔いが。
 宴会をまわしていると、コースがほぼ終了した頃からだいたい30分くらい、ひたすらシルバー類を拭きあげるという作業が入るのだが、このときがキツイらしい。なにしろじっと下を向いて作業をするのだから、酔いやすくもなるというもの。
 その他にも、どうしても揺れがあるので足を踏ん張るため、普通にホテルで働くよりも足が疲れるだとか、ルミナスへの派遣経験が少ない子には、まず酔い止めの薬が支給されるだとかの話しが伝わってきたため、わたしはすっかり怖気づいて、どうかルミナスへの派遣はありませんようにと願っていた。

 その願いがかなってか、結局わたしはルミナスに乗ることはなかったのだが、配ぜん人として乗るだけでなくても、披露宴の招待客だってかなり大変だろうなと思った。なんてったって、3時間軟禁状態ですから。しかも、ルミナスやコンチェルトの場合は内海を航行するから、陸は見えるが帰れない~・・・、の生殺し状態ですから!!(笑)
 普通の披露宴でさえ、おめでたい席という非日常の興奮の中で飲みすぎた友人や親族が酔いつぶれてトイレにこもったり、お年を召した方が慣れないシャンパンやワインでぶっ倒れたりといったことは、かなり頻繁に起こるのに、プラス船酔いに救急車も呼べない状況っていうのはキツすぎだ・・・。それどころか、新郎新婦が高砂上でリバースなんて・・・以下自粛。

 働くにしろ、お呼ばれするにしろ、船上ウェディングにはクリスタル・セレニティクラスの船でなければお断りすることにしよう・・・。
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by mimimarutaro | 2005-02-25 23:26 | 仕事(飲食業)


のあのあな生活を送りながら、もろもろのことを楽しんで


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