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WayBack Machine

 先日、前に書いた記事のリンクをたどる用事があった。しかし、そのリンクはすでに切れてしまっていた。それはニュース記事へのリンクだったため、掲載期間はすでに終了したとなっていたのである。よくある話だ。

 そんなとき、役立つのが「WayBack Machine」というサービス(?)だ。復活させたいページのURLを入れ、「Take Me Back」というボタンを押すと、そのURLのページがアーカイヴされたリストの一覧が表示される。そのリストのどれかをクリックすれば、たいがい目的のページが見られるはずだ。

 とうの昔に閉じたはずの自分のHPなんかが見れたときには、ちょっと感動ものである。が、消したいと思って削除したものが勝手にアーカイヴなんかされてた日にゃ、かなり迷惑な話でもある。ちなみに、すでに契約に基づく掲載期間が過ぎてしまっているニュースの記事が見れてしまうって、これって著作権は・・・?

 まあ、いいか。

 これはある人の、インターネット上のあらゆるデータをアーカイヴして、後世のために残したいんじゃ~!という思想のもと、アメリカの非営利団体が運営してるサイトなのだが、どういった基準でアーカイヴしているのかはわからない。だから、ニュースページなどは結構アーカイヴされていないもののほうが多かったりもする。というわけで、万能ではないツールなのだが、リンク切れに困ったときには一度思い出してみる価値はあると思う。
  
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by mimimarutaro | 2005-06-30 13:31 | ブログ・パソコン

フレディは・・・?

おいおい。誰かとめてやるヤツはいなかったのか?
 
エキサイトニュース:元巨人クロマティ公開予定映画に怒
 
これ、ただのギャグ漫画なのにね。
高校の名前になったくらいで怒ってたら、
フレディや竹野内豊はどうなるんだ?(笑)

怒るよりも、法に訴えるよりも、
コミックを読んで「アハハハハ!」という図を撮ってもらったほうが、
よっぽどお互いのためになったと思うのだが。

少年マガジンはアメリカでは販売していなかったんだっけ?(笑)
 
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by mimimarutaro | 2005-06-30 11:18 | 本・映画

禁煙セラピー/ダイエットセラピー

 関西ローカルのTV番組、「せやねん」で紹介されていたのだが、読むだけで禁煙ができる「禁煙セラピー」という本があるらしい。わたしは煙草は吸わないのだが、ブロガーのゆみちんがしばらく前から禁煙をがんばっていたので、注目した。

 司会のトミーズ雅が、本当に読んだだけで吸わなくなった、もう1週間も禁煙できている、と大騒ぎで話していた。その他にも吉本のタレントで何人か、この本で禁煙が成功したという人の名前を挙げていた。

 威力のありそうな本だったので、興味を持ち調べてみた。と言ってもAmazonで検索しただけだが、やはり注目度は高そうだ。これにも200件近いカスタマーレビューがついている。

 レビューでも、なんと評価が高い。もちろん全然ダメだったという声も寄せられているが、成功者の声のほうがかなり多い。わたしも、どうせまた眉唾ものくらいに思っていたので意外だった。どうやら素直で信じやすい人が、成功できているようだ。

 ゆみちんは既に44日間の禁煙に成功(うち1日失敗(笑))しているので、もう必要のない本かもしれないが、同じく禁煙をがんばろうとしている、セイフティ師匠は素質(素直で信じやすい)ありそう(笑)なので、試してみたらどうだろう?

 ちなみに、これ、煙草吸わない人が読んだらどうなるんだろ~?というのと一緒に、これのダイエット版があればいいのに、と思ったら、しっかりありましたよ、ダイエット版。「ダイエットセラピー」(笑)。抜け目ないねぇ~。稼ぐ気だねぇ~(笑)。

 だが、ダイエットセラピーのほうのレビューは微妙。自分の食生活を見直すきっかけになった、というのが良い評価をしている人のだいたいの意見。禁煙と違って、本当に読むだけでダイエットができた、というような人は少ない。

 それと、多かった意見は、著者の味覚を疑うと。著者の提唱する食生活に、肉や乳製品はNG。で、なんとこんなことまで言ってるらしい。
 
 <レビューからの引用>
 「世界的グルメの代表格、生牡蠣を例にあげてみましょう。あなたは生牡蠣を食べたことがありますか? あれを丸ごとズルッと飲み込むのは容易なことではありませんね。同じ大きさのゼリーに塩味をつけて飲み込んだら、ずっと安価で同じ効果が得られると思いませんか?」「思いません。」

 はい、わたしも思いません(--;
 ちゃんとコンソメや、フィメ・ド・ポワソン、牡蠣のエキスなんかで美味しく仕立ててくれたジュレならいいけど・・・。それよりも、飲み込むのが容易でないくらいデカい生牡蠣を食いたいぞ!

 やっぱダイエットセラピーは買っても無駄そうだ(笑)。
 
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by mimimarutaro | 2005-06-29 14:19 | 本・映画

道おとし

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今日、ひさびさにハンミョウっぽいヤツを見かけました。道案内はしてくれませんでしたが。
 
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by mimimarutaro | 2005-06-28 22:51 | 短歌川柳

神戸ボウル観戦

a0006252_228298.jpg 6月25日(土)の14:00キックオフの神戸ボウルの観戦に行ってきた。松下電工インパルスvs関西学院大学ファイターズのアメフトの試合だ。わたしは関学を応援☆

 スタジアムと家が近いのをいいことに、いつもキックオフぎりぎりに到着してしまい、なかなか良い席がとれないことが多かったので、今回は気合を入れて2時間近く前に入場した。もちろん、ビールとアテを持って♪

 持参した座布団で特等席を確保し、木陰に移って社会人アメフトの試合、なんとかベアーズvsなんとかベアーズというのをのんびり見ながら、まずはビール♪ そしてたこ焼き(笑)。
 それにしても暑い! 2本用意していった缶ビールがあっという間に空っぽ。しかも全部汗で出ていってしまう(^^;A

 そうこうしているうちに、関学のスタッフや選手たちがやってくる。そして、選手たちが目の前でおもむろに着替え始めたではないかっ!? 男子ダイガクセイの生着替えに思わずオネーさん(ダレ?笑)、我を忘れてコーフンしてしまいましたっ!!
 前々からあのショルダーのプロテクターってどうやって着けるのかな~?とか思っていたので、ついまじまじと観察してしまいましたよ。ゴメンナサイ(笑)。

a0006252_2292450.jpg そしてキックオフ。し、しかしなんともぱっとしない展開の試合。ご近所なので、よく王子動物園の隣にあるスタジアムにアメフトを観にいく。が、「よく」と言っても実は昨年の秋に初めて観にいったくらいなので、まだまだビギナーなため、やはり勢いのある派手なプレーが観たいところなのだ。
 それがどうだ、1Q:松下フィールドゴールで3点。2Q:関学フィールドゴールで3点。同点。その後松下フィールドゴールで3点追加。3Q:松下またまたフィールドゴールで3点。と、4QまでTDがひとつもないってなにごとかぁ?!
 そして関学、攻めの時間短すぎ。手ぇたたくのディフェンスのときばっかりだったぞ。まあ、さすが松下が強いのだけど。ディフェンスは本当によく守っていたと思う。

 しっか~し、4Qはちょっくら燃えたぜ。松下にTDを取られ、がっくり、と思ったら関学、キックオフリターンTD!!しかもPATで2ポイントコンバージョンを選択!成功!!きゃ~っ♪ やっぱりこうでなくっちゃ。こういう試合が観たいのよっ☆

a0006252_22102755.jpg その後また松下にTDを取られ、残り時間は7秒。このまま終わりかぁ、と思ったら!関学またもやキックオフリターンTD!!いや~ん、魅せてくれますなぁ~♪ 思わず松下からのプレゼントかと思っちゃったよ。それくさくもあったけど(笑)。

 そしてなんと、PATではまたまたTD狙い!いや~、関学の2ポイントコンバージョンなんて、トーナメント戦でもなかなか観られないのにねぇ~。さすがに今回は阻止されてしまったが、ええモノ見せてもらった♪

 試合は23対20で、順当に(?)、松下の勝利。いや、この点差では順当とは言えないのかも。うん、関学、よくがんばった。でも、秋までにはもっともっと完成度を高くして、また熱狂できる試合を見せてください☆ 期待してるよ~♪
 
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by mimimarutaro | 2005-06-28 22:11 | アメフト

ブックレビュー

 先日会社で、「頭がいい人、悪い人の話し方」という本の話題が出た。

 ベストセラー(の定義がよくわからんといつも思うのだが)にもなったので、ご存知の方も多いと思う。が、わたしはTVなどでよく紹介されている本や、書店の店頭に平積みされているような本には、どうも食指がわかないのだ。それでこの本も、タイトルは知っていたが立ち読みすらしたことがなかった。

 だから話題に出されてもいまひとつピンとこなかったため、一度読んでみるかという気になり、Amazonで検索してみた。すると、カスタマーレビューが酷評の嵐!! おもしろすぎっ!!(笑)

 Amazonのレビューはけっこう好きで、いつもよく参考にしているのだが、わたしが検索をかける本は、たいがいレビューの評価が高いものばかりで、それはそれで、ちとあやしいぞと思っていたのだ。でも、ここまで酷評が載るというのは、やはり信用できるものなのかもしれない。

 寄せに寄せられたレビューは現在165件。そしてその多くが批判的な内容。本よりもまず、このレビューを読んで楽しんでしまった。で、わたしの結論としては、買うのはやめよう、と。でも、ここまできたら読まないわけいかないので、そのうち人か図書館から借りるつもりだ。

 誰か読んだ人います? あなたの感想はどうでした??

 ちなみにダ・ヴィンチ・コードに寄せられたレビューは現在、232件で、さすがに★★★★★(星5つ)が目立つ。Amazonさん、寄せられたレビューの★の平均数なんかも出してくれたら面白いのだけど。
 
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by mimimarutaro | 2005-06-28 15:45 | 本・映画

行くぜっ!讃岐へっ!!

 natsuko_catさまの「父来たる」の記事を読んで、ちょいと目からウロコでした。高松-三宮を結ぶフェリーなんていうものがあったのねぇ~っ!? いや、そういうフェリーがあることはなんとなく知ってはいたような気がするんだけど、どうせ高いだろうからと、最初からまったく利用を考えてなかったのだ。それが、人だけなら2,990円で往復できるそうなのだっ!! 知らなかったぁ~~~。

 2月に神奈川の友達が遊びに来たとき、香川に讃岐うどんを食べに行くという計画もあったのだが、そのときは車で行くことしか考えておらず、それだと、レンタカー(5,000円)、神戸市内から神戸淡路鳴門自動車道の往復(12,000円)、四国での有料道路(1,600円)、ガス代(2,000円)で、ざっと20,600円。ふたりで割ってひとりあたり10,300円。で、食すうどんは3杯食べても1,000円くらい。うう~ん、なんか、わりあわないかもぉ~、高いかもぉ~、はがくれでいいじゃ~ん、ってな気分で讃岐行きは中止になってしまった。まあ、季節も季節だったので、慣れない車で雪でも降られたらかなわん!という思いもあったのだが。

 しかし、このフェリーを利用すれば往復2,990円x2人で5,980円と、高松でレンタカーを借りて5,000円。四国での有料道路(1,000円)、ガス代(1,000円)で、合計12,980円。ひとりあたり6,490円。おお~! かなりお手ごろになったぞ。しかも船旅なんて、いいかも♪ これならば、俄然行く気になってしまった讃岐うどん巡り。今年中にはぜひ実現したいものだ。
 
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by mimimarutaro | 2005-06-27 12:30 | おでかけ

蜂蝉のじじい


↓こいつが蜂蝉のじいさんです(笑)

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普段は温厚だが、一度怒ると刺したり斬ったり怖いとか・・・?(笑)

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by mimimarutaro | 2005-06-25 01:05 | グルメ(お酒)

プロヴァンスのアンジェラ

ワインの物語(仮称)からの続き。


どんな話しがよいのじゃ?
楽しい話か?
それとも悲しい話か?

フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、
大きなゾウや、こわ~いライオンのいる国の話もあるし、
東の端の日本という国でのお話しもあるぞ。

じゃあ僕、楽しいお話が聞きたい。

ふむふむ。

・・・・・・・。

それだけかの?
もっとこう、どこの国のどんなふうに楽しい話、
くらいのリクエストはできんのかの?

う~ん。
僕、悲しいお話でなかったらなんでもいいもん。

まったく・・・。
張り合いのないぼうずじゃ。

ふむ・・・。

では、今回の主人公は、ピンクやオレンヂ、赤や黄色と、
暖かく眩しい太陽の光にあふれた郷、
フランスはプロヴァンスに生まれた緋色の娘さん、アンジェラの話じゃ。

じゃが、彼女の話を楽しい話ととるか、
悲しい話ととるかは、おまえさん次第じゃぞ。

え~!なにそれっ!?
僕、悲しいお話はイヤだよぅ。

ほっほっほっほ。
では、お話をはじめるぞ。



アンジェラは可憐で可愛らしい娘じゃった。
じゃが、少々自信家で、気の強いところを持つ子でもあったのう。

酒屋の棚に並んでいた頃、
彼女は、華やかで歴史あるプロヴァンスの生まれだというのが自慢じゃった。
美しいボトルやエチケットを誰もが褒めておったし、
また彼女も、褒められることが当然だと思っておった。

じゃが彼女は、心無い友人から、
「どうせ観光客用に華美なみてくれをしているだけで、中身は大したことないわよ。」
と陰口をたたかれていることも知っておったのじゃ。

彼女自身、自分についた値札の価値はわかっておったし、
心のどこかで、ブルゴーニュ生まれの娘たちに、
劣等感を持っていることにも気づいておった。

じゃが、アンジェラは決してそれを認めようとはせんかったのじゃ。

そんなふうじゃったので、
リストランテではなくトラットリアに売られていったときにも、
彼女は大いに不満じゃった。

しかしトラットリアのセラーには、イタリアの田舎者たちばかりで、
宿敵のブルゴーニュ娘たちもおらんかったから、
たちまち彼女はお姫さまのように扱われ、すっかり上機嫌になりおった。

わしに言わせれば、プロヴァンスだってじゅうぶん田舎なんじゃがの。
ほっほっほっほ。

しかし、ワインは自分を産んでくれた作り手を信じて、
自分に自信を持つこと、誇りを持つことが一番大事なんじゃ。

このことは今後のために、
蝦色のぼうずもよく覚えておくことじゃ。

だからこそ、卑屈さを忘れたアンジェラは、
そこでどんどんと、今まで以上に美しくなっていったのじゃよ。

そして、ある初夏の夜、アンジェラはとうとうテーブルにあがることになった。
お客さまは、若いが落ち着いたご夫婦じゃった。

わしはてっきり、アンジェラは緊張しながらも、
自信と誇りに満ちた様子で、はりきって出てくるものだと思っておった。

じゃが、見ると彼女はなにやらトラブルを抱えているようなのじゃ。
わしは彼女に、どうしたのかと訊ねた。

すると彼女は、いまにも泣き出さんばかりにこう答えたのじゃ。
「どうもこうもないわっ!ひどいわっ!わたしをこんな冷やした状態で出すなんて!」

おやまあ。

わしは言ったのじゃ。
彼女をなだめるためと言うよりは、当然のこととして教えてやるつもりで。

「アンジェラや、気を悪くせんで聞いて欲しいのじゃが、
おまえさんの実力からすれば、そのくらいの温度で出されるのは、至極当然じゃ。
そのうえ今夜は、初夏とは言えだいぶ暑いからのう。
きっとそのほうがお客さまも喜んでくださるぞ。」

アンジェラはまだ納得いっていないようじゃったが、
なんとか気持ちを落ち着けてテーブルについた。

わしがアンジェラのキャップとコルクをきれいに取ってやり、
店のボウイがお客さまのグラスに彼女を注いだ。

ようやく彼女がたどりついたお客さまとの一期一会。
わしは静かに見守った。

「おいしい。」
女性のお客さまがにっこりと微笑んでおっしゃった。

「うん、おいしい!よかった!」
男性のお客さまも満面の笑みで彼女を褒めた。

わしはほっとしてアンジェラを見やった。
じゃが、彼女は依然として浮かない表情をしていたのじゃ。

「どうしたんじゃアンジェラや。嬉しくないのかのう?
お客さまが褒めてくだすったではないか。
それに、あんなに喜んでくれているではないか。
お前はなにをそんなに悲しそうな顔をしておるのじゃ。」

彼女はこう答えた。

「蜂蝉のじいちゃん、わたしまだまだ納得いかないのよ。
さっきじいちゃんはああ言ったけど、わたしの実力が出せるのは、
もうすこし高い温度でないとだめなの。決して自信過剰で言っているわけじゃないわ。
自分のことだもの。自分が一番よくわかっているはずでしょ。」

そう言って彼女は、
はやく自分の温度を上げようと、一生懸命あせをかいたのじゃ。
美しい透明なボトルの表面が、つぶの粗い水滴でみるみる曇ってくるほどにの。

そうこうしているうちに1杯目のグラスが空き、
先ほどよりも少し温度のあがった彼女が注ぎ足された。

「ああ、おいしい!!
これ、さっきよりも美味しくなっている感じがしない?
なんだかとっても華やかな味と香りになったわ。」
女性のお客さまが少々興奮気味におっしゃった。

「うん、いいね。実は値段が値段だったから、正直言って
あまり期待はしていなかったんだ。でも、これはいいね。
3杯目、4杯目が楽しみだ。」
男性のお客さまも満足げにおっしゃった。

そこで、ようやくとアンジェラはほっとしたようじゃった。
笑顔の戻った彼女を見て、わしもずいぶんとほっとしたのをよく覚えておる。

しかし、アンジェラはまだ汗をかくことをやめなかった。

「もっともっと、花開かせるために汗をかくの。
空気を胸いっぱいに吸い込んで、わたしはもっともっとお客さまに喜んでもらいたい。」

そう言って彼女は、ボトルの表面を幾筋もの水滴が這い落ちるほど汗をかいたのじゃ。
その水が、もう少しでボトル受けからあふれて、クロスを濡らすのではないかと、
心配になってしまうほど、彼女はいっしょうけんめい汗をかいておった。

そして、お客さまのグラスが2回目の空になるころ、
事故は起こってしまったのじゃ・・・。

彼女をグラスへ注ぎ足そうとしたボウイが、
あまりの水滴の多さに手を滑らせてしまったのじゃ。

あっと言う間のできごとじゃった。
床に落下した彼女は、見る影もなく砕け散ってしまっての。

自分の欠片をあちこちに散らばらせて、床を呆然と流れてゆく彼女は、
それは痛々しくて、とても見ておれんかった。

幸い、彼女がお客さまを怪我させたり、
汚してしまうようなことはなかったので、それが救いじゃった。
飛び散るガラスや液体を、とっさに彼女自身が必死につなぎとめたのじゃろう。
その意志の強さは、彼女だからこそ最後の最後まで持てたのじゃと思う。

ボウイやコックが慌ててお客さまに謝罪をし、
彼女の欠片をかたづけていった。
そしてお詫びに、好きなワインをどれでも選んでくれるよう、
アンジェラのお客さまだったご夫婦に言ったのだ。

わしはとてもやりきれん気持ちでいっぱいじゃった。

じゃが、その奥様はこうおっしゃったのじゃ。

「せっかくですが、
今日、先ほどのアンジェラに代わるものは、もう無いと思っております。
いえ、今日に限ったことではなく、アンジェラがどんどんと、
美味しくうつりかわっていく様は、とてもわくわくするものでした。
そうして自分の中で、期待や想像が大きく膨らんでしまった、
3杯目、4杯目のアンジェラに代わるもの、それにかなうものは、
この先も一生ないものだと思っいます。
いつかどこかでまたアンジェラと再会して、今日の続きを味あわせてくれたらいいな、
と、夢を見ておくことにします。
ですので、幻のアンジェラに敬意を表して、お申し出は遠慮させていただきます。」

わしは嬉しくて、年甲斐もなく感動してしまってのう。
にじむ視界で、店の奥に片されたアンジェラを見やると、
ちょうど、嬉し涙とも、悔し涙ともつかない顔をして、
天に昇ってゆくところじゃった。



これで、プロヴァンスのアンジェラの話はお終いじゃ。
どうじゃ?蝦色のぼうずや。

う~ん・・・。
僕たちワインは、お客さまに飲まれたり、アンジェラみたいに割れちゃったら、
いったいどこへ行くの?

どこへでも行けるさ。
まず空へのぼって雲になる。
それから雨や雪になって、海でも森でも、好きなところへ行けるのじゃ。
もう一度、葡萄畑へ降りて、またワインになることだってできるんじゃよ。

そっか!よかった!
僕はまた絶対にワインになるよ!
ねぇ、アンジェラはどうしたのかなあ?
憧れてたブルゴーニュのワインになったのかなあ?
それともまたプロヴァンスのワインになったのかなあ?

さあのう。
それよりもぼうず、
いまのお話は楽しかったかのう?
それとも悲しかったかのう?

ええ~?
う~ん。複雑な気持ち。
楽しいのか、悲しいのか、よくわかんないよ。

うんうん。それでいいんじゃ。
世の中、こうだと言い切れるものなんぞ、なにひとつありゃせんのじゃよ。
それに、複雑さを覚えて理解することは、ワインにはとても大切なことなんじゃ。
深みを出せるということにつながるからのう。
覚えておくことじゃ。

さて、ちと話が過ぎてしまったわい。
今日はもう眠りなさい。
よいワインになるためにの。
 
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by mimimarutaro | 2005-06-25 00:55 | 本・映画

神戸ボウル in 王子スタジアム

前々から明日は神戸ボウルの観戦に行こうと決めていた。
でも、わたしは気が変わりやすいので、チケットは当日に買うつもりでいた。
が、今月はお金がないっ!!
っつ~ことで、200円を惜しんで前売り券を今日買った。
(当日1,500円、前売1,300円)

これで明日もし雨が降ったとしても、意地でも観に行かなくてはならなくなった。
明日の天気予報は今のところ晴れ。頼む。

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ところで、それよりも先ほどから体中あちこち痒い。
なにか悪いモノでも食べたのだろうか・・・(; ̄― ̄)
 
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by mimimarutaro | 2005-06-24 21:13 | アメフト


のあのあな生活を送りながら、もろもろのことを楽しんで


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